くるみの取り組み

くるみの看護

「基礎看護の徹底による病状管理と予防、医療的ケアの向上による治療の促進により利用者の生活を守る」ため、くるみは次の看護を重点的に実践しています。

傷のみを見ず、褥瘡を作った背景を考察(栄養不良・姿勢不良・介護力低下など)
し、総合的に評価したうえでアプローチを行い、良い結果を出しています。
くるみは、特定行為「褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去」が認められていることから、より細やかな処置が可能となります。

実例

近年特に重要視されている口腔ケア。
くるみではモーニングケア時や、食事後の口腔内清掃を重点的に行い指導します。また同時に口腔機能訓練もあわせて行い、肺炎(誤嚥性・不顕性)をはじめとした種々感染症予防につとめています。

自宅で入るお風呂が一番落ち着く。
利用者さんの要望に応えて、くるみはご自宅での入浴を積極的に支援しています。特に体調管理の必要な利用者さんには、看護師の入浴介助は本人・家族ともに安心出来ると喜ばれています。また、リハビリによって、利用者の動きに適した浴室作りと用具の選定から、安全な入浴が出来る動作の指導や家族への介助指導も行います。

歩行をはじめとする機能障害や場合によっては生命にかかわる足のトラブル。寝たきり予防の第一歩と言える「足病変の予防・早期発見」のために、くるみの看護師はフットケア(足の観察・足浴・爪切り・胼胝や鶏眼のケア・マッサージ・創傷処置・保湿など)を重視して行い、皆様から喜ばれています。

実例

療養環境の整備

くるみは看護とリハビリの協働で、「疾病・転倒予防」「介護・医療的ケアの質と効率」そして「居心地のよい」環境を利用者ごとに考え、整備します。
退院後に最善の療養環境が整うように、くるみは入院中から医療機関と連携しながら病状の経過・予想される身体状況を把握し、利用者・ご家族・関連職種と話し合い環境を作ります。そして実際におくる生活の中で、評価と話し合いを重ねながらリモデリングを行います。

実例

くるみのリハビリ

「身体と心と環境を大切に考え、生活・暮らしのリハビリを目指す」

様々なリハビリの場面で行われる“手当て”(マニュアルコンタクト)の技術は、在宅でも非常に重要であると考えます。安心してリハビリを受けて頂くため、くるみのセラピストは皆、急性期・回復期病院等で10年以上の経験と実績を持っています。

病院とは異なる環境で行うリハビリに危険がともなう様なことがあってはいけません。
くるみは看護師とリハビリスタッフが十分に連携しながら、リスク管理をはじめとした様々な取り組みを行っています。時として一緒に訪問し、アプローチを確認しています。

住み慣れた場所で、身体に不自由があっても、その人らしく生活を続けていける。そのために、それぞれ生活の中での役割りや楽しみを“活き甲斐(いきがい)”に変えていけるよう、くるみのリハビリは寄り添いながらサポートして行きます。

洗濯物たたみ
家事動作訓練(きんぴらごぼう)
季節を感じる屋外歩行
囲碁(訪問後スタッフとの一局)